年代別に好きな映画あれこれ。

2018

ボヘミアン・ラプソディ(英・米)ブライアン・シンガー
「クィーン」というバンドの音楽映画にも関わらず、深い感動の涙を誘ったのはフレディの生き様であり、純粋な魂と友愛。これほどまでの高揚感を得た作品も珍しい。

2017

ファントム・スレッド(米)ポール・トーマス・アンダーソン監督
ダニエル・デイ・ルイスの端正な姿が際立ち、病的なまでにストイックなデザイナーと女性のミステリアスかつ甘美な世界。サントラも美しい。

2016

怒り(日本)李相日
3人の青年の誰が殺人犯なのか。役者の鬼気迫る演技に、“人を信じる”とは、とこちらが試されているような展開。誰の心にも潜む闇、狂気。監督の人間への愛が垣間見える。
エンドレス・ポエトリー(仏・チリ・日)アルハンドロ・ホドロフスキー
「父さん、何も与えないことで全てを与えてくれた。愛さないことで愛の必要性を教えてくれた。すべてを許すよ」このラストシーンの素晴らしさ。「心を開き、世界のむせび泣きを聞いている」ホドロフスキーの強いメッセージに涙する。
メット・ガラ(米)アンドリュー・ロッシ
毎年メトロポリタン美術館で開催されるメット・ガラのドキュメント。これぞプロ、一流という世界。眼を存分に楽しませてくれた。

2015

こころに剣士を(エストニア・フィンランド・ドイツ)クラウス・ハロ
静謐な画面から、ひんやりとした空気が伝わってくる。実話ゆえに感動は深い。1950年初頭、ソ連占領下のエストニア、秘密警察から逃れている寡黙なもとフェンシング選手と一途な子どもたちの姿が美しい。

2014

草原の実験草原の実験(ロシア)アレクサンドル・コット
草原の小さな家に父と娘。無声映画のため何の説明もない。ひたすら美しい映像に 魅せられているうちに、だんだん不穏な空気が流れ、すべてが消え去っていく。ささやかな日常が破壊されることの哀しさ、心に残る作品。

2013

毛皮のヴィーナス(仏)ロマン・ポランスキー
雨の日、オーディションに遅れてきた女が、強引に劇作家の前で「毛皮を着たヴィーナス」のワンダ役を完璧に演じ始める。ゾクゾクする展開。彼女は何者?という謎もすっ飛ぶほどの二人の演技は圧巻。これぞシネマの面白さ。
リアリティのダンスリアリティのダンス(チリ・仏)アレハンドロ・ホドロフスキー
溢れる美しい色彩と豊なイメージ、久々に見たホドロフスキーの世界は、想像を超えて優しく、愛に満ちていた。「過去は主観的なもの、変えることができる」という85年を生きた監督の言葉通り、己の過去を塗り替え、自身も他者も癒す作品となった。このような映画に出会い、幸せだ。


2011

最初の人間(仏・伊・アルジェリア) ジャンニ・アメリオ
アルジェリアの光、美しい海。コルムリ少年の繊細で知的なまなざし、作家になったコルムリ(カミユ)の孤独な表情、すべてが静かな時の流れの中で融合し詩のような作品となった。”今日ママンが死んだ” またゆっくりと、読みたくなった。

Pina 踊り続けるいのち(独仏伊) ヴィム・ヴェンダース
3Dには何ら関心が無かったが、さすがヴェンダース。見事にその技術を活かし、ビナ・バウシュの衝撃的な世界を見せてくれた。踊りというより、その身体表現は全人格をかけて現実に立ち向かっていく様を見るようだった。恐ろしく厳しく、研ぎ澄まされた感性に魅入った。


2010

ANPO(日米)リンダ・ホーグランド
60年安保を知る作家たちの証言と作品によるドキュメンタリー。胸倉つかまえられ、個々人に迫ってくるような力がこの映画にはある。こういうものを日本人ではなく日本育ちのアメリカ女性が作ってしまった。震災後、日本は様々な問題に本気で向き合っていかなくてはならなくなった。そんな時、必見の映画でもある。

サラの鍵(仏)ジル・パケ=プレネール
1942年パリ。ユダヤ人迫害の事実を描いた小説の映画化。サラ役の少女の演技が光り、緊張感あふれる秀作。


2008

愛を読むひと(米独) スティーブン・ダルトリー
ナチが絡んだ映画に秀作は多い。この映画も一言では語りきれないほどの深いメッセージを含んだ作品だった。理解しがたいほど、文盲を恥じている女と、ひたすら朗読する少年=男。巧みな構成、キャスティング。哀しみと、最後には心穏やかな感動が訪れた。

ダークナイト(米)クリストファー・ノーラン
これはのっけから凄い映画だ。ジョーカー役のヒース・レジャーがそら恐ろしい。暴力は破壊にとどまらず心の中まで巣食う。バットマンがバットマンをやめたいと苦悩するほどの底なしの悪の世界。娯楽大作でありながら、現代の問題をつきつけられる。公開後ヒースが亡くなったことが何とも惜しい。


2007

ラブソングができるまでラブソングができるまで(米)マーク・ローレンス
「アバウト・ア・ボーイ」からヒュー・グラントのファンになってしまった私である。この映画も彼が演じなかったらここまで面白くなかったであろう作品。大いに笑えて、それでいて哀しくも温かい。絶対元気をもらえる作品。

2006

善き人のためのソナタ(独)フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク 
若き監督がリサーチに4年もかけ東ドイツの現状を描いた秀作。よくある時代ものとは一線を画す。  善き人とは、彼のことだったのか、とだんだんわかってくる展開がうまい。ラストはとても感動的だ。役者も皆大人で魅力あふれる。
ゆれる(日)西川美和
兄弟が危うい関係に陥っていき、また再生?していく時間の流れがしっかりと表現され、スリリング。香川照之演じる平凡な男が時にゾクっとするほど恐ろしくなる瞬間がありコワイ。

2005

バットマン・ビギンズ(米)クリストファー・ノーラン
バットマンはコウモリが嫌いな繊細な少年だったのだ。このシリーズ、クリストファー・ノーラン監督になり娯楽映画に深みが加わった。クリスチャン・ベールのバットマンがとてもいい。切れるとこわーいはずの、ゲーリー・オールドマンが正義の味方、刑事役だったとは見終わるまでわからなかった。
博士の愛した数式(日本)小泉堯史
この映画に終始流れる穏やかな優しさに満ちた時間が好きだ。キャスティングにも満足。日本映画の良さを久々に感じた。
天空の草原のナンサ(独)ビャンバスレン・ダバー
この映画、犬の存在が大きい。実際の家族なので実に自然。小さな姉妹が愛らしく、父親は家父長然としている。シンプルなモンゴルの暮らしに癒される。
綴り字のシーズン(米)スコット・マクギー
ビノシュが母親役?と驚いていたらやはりエキセントリックだった。少女が言葉をイメージしていくシーンが美しく演技も素晴らしい。曖昧さが残る映画ながら視点が面白く興味深い。

2004

灯台守の恋(仏)フィリップ・リオレ
フランス映画らしく、人間の心理の機微を実に丁寧に描いている。かつて過酷な条件下にあった灯台を舞台に大人の演技が光る素晴らしい映画。
ヒトラー最後の12日間(独)オリヴァー・ヒルシュビーケン
ナチの映画は多いが、ヒトラーの最後、死後までも描いた映画も珍しい。彼に忠誠を尽くすヒムラーの家族が強烈な印象を残す。
花とアリス(日本)岩井俊二
彼の作品はたいして評価しないのだけど何故かこの作品は好きだ。少女二人の演技がどんどん良くなって青春だー、と感じさせる映画。泣けるシーンも。鈴木杏がいい。
クレールの刺繍(仏)エレノオノール・フォーシェ
刺繍の美しさに目を見張る。妊娠したことを親にも言えない少女と息子を失った夫人(美人ではないけどとても魅力的)が刺繍を通して心が動いていく。仏映画らしい精神的な作品。
下妻物語(日本)中島哲也
ゴスロリ少女とヤンキーの組み合わせがそもそもおかしい。二人ともはまり役。しかし野ばら原作だけあって笑えるだけでなく心にジーンとくる展開なのだ。下妻なる土地が茨城にあるとは知らなかった。いやはや。
ラバーズ(中)チャン・イーモウ
ワダ・エミの衣装が美しくラストは圧巻。音楽が又盛り上げる。娯楽映画ながらここまでスケールが大きいと文句無し。
誰も知らない(日本)是枝裕和
邦画を殆ど見ないけれどこの作品には強烈な衝撃を受けた。1週間頭の中は「誰も知らない」でグルグル。監督の視点が素晴らしい。柳楽優弥少年が子どもから思春期の顔へと変貌していく。タランティーノ監督が彼の顔が焼きついて離れなかったとカンヌで語っていたけれど同感。

2003

インファナル・アフェアー/無間序曲(香港)アラン・マック
インファナル・アフェアー/終極無間(香港)アラン・マック
すべてが格好良い。トニー・レオン、アンディ・ラウ演じるヤクザと警官の孤独、哀しみ、複雑な立場を繊細に演じで酔いしれる。音楽効果も大きい。
真珠の耳飾りの少女(英)ピーター・ウェバー
フェルメールの絵画のような美しい画像。当時の画家の生活もわかり興味深い。静けさの中にも緊張感があふれS・ヨハンソンが好演。
ビック・フィッシュ(米)ティム・バートン
キッチュでファンタジックな映像はティム・バートンならでは。ホラばかり吹いている父親と生真面目な息子。不仲の親子話もこのようにイメージ豊かに描いてしまうところが凄い。
父、帰る(露)アンドレイ・ズビャギンツェフ
少年の演技が自然体。細かい説明はいっさいなく、それでいて圧倒的な存在感で父親の迫力が伝わってくる。タルコフスキー、ソクーロフとロシア映画に共通の深さがあり心に残る。

2002

天使の肌(仏)ヴァンサン・ペレーズ
映画初出演の女優の演技、歌声が清らかで美しい。ギョーム・ドパルデューの存在感が際立ち、小品ながら忘れがたい場面も多く愛すべき作品。
北京ヴァイオリン(中)チェン・カイコー
少年の顔がヴァイオリンを弾き始めるとまるで表情が変わり迫力。父親、先生にも味がありラストは感動的。
ランドリー(日本)森淳一
窪塚ののんびりした口調がこの作品の空気に合う。メルヘンチックな生活はどこまで持つかと気になるものの内藤剛志の豪快な演技が気持ち良く優しさに満ちた映画。
小さな中国のお針子(仏)ダイ・シージェ
文化大革命下、反革命分子となったインテリ青年二人に、感化されていくお針子。偉大な文学の力。現代のシーンもまた新鮮。
アバウト・ア・ボーイ(米)ポール・ウェイツ
かるーい男にヒュー・グラント。これが実にはまり役。ヒッピー母さんにしっかり者マーカス少年。皆個性的。ホロリと感動する場面あり、とてもハッピーな気分になれる。
戦場のピアニスト(ポーランド・仏)ポランスキー
永遠のマリア・カラス(伊・仏・英・ルーマニア・スペイン)フランコ・ゼフィレッリ 
なんといってもキャストがいい。大人の魅力J・アイアンズとF・アルダンが洒落ている。
インファナル・アフェアー(香港)アラン・マック
大好きなトニー・レオンがまたしても憂いをおびたいい役どころ。スリリングな展開のなかに人間臭さが漂う。

2001

少女の髪どめ(イラン)マジッド・マジディ
寡黙なアフガン難民の少女。ひたすら少女を守る青年。厳しい現実をつきつけられつつ清らかな愛が胸を打つ。
アメリ(仏)ジャン・ピエール・ルネ
ゴースト・ワールド(米)テリー・ツワイゴフ
不思議な雰囲気の青春映画ですっかりはまってしまった。高校出たての変わった女の子とレトロな独身中年男。原作はコミックらしいが笑いつつ現代人の孤独感が漂う作品。
猟奇的な彼女(韓)クァク・ジェタン
予想に反して心にしみる純愛映画。こんな冴えない男が主役なのかとゲンナリしていたら最後にはスーツ姿で別人のごとく変身。

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2000

ユリイカ(日本)青山真治
長い映画にもかかわらずバスジャック事件に立ち会ってしまった運転手、兄妹の心理が不気味なほど巧みに表現され、北九州の風景も印象的だ。役所広司が複雑な役を実に魅力的に演じている。
花様年華(香港)ウォン・カーウァイ
デュラスの「モデラート・カンタービレ」を連想してしまうような官能的な作品。トニー・レオンとマギー・チャンの演技が光る。
趣味の問題(仏)ベルナール・ラップ
怪しげな雰囲気漂う映画。二人の男の心理が面白く、フランス映画ならでは。俳優も魅力的。
あの頃ペニー・レインと(米)キャメロン・クロウ
この映画と同じ"あの頃"、私もアメリカにいたのだった。そして読めもしないのにローリング・ストーン紙を買っていたのだった。キャメロンの自伝的映画。70年代の真面目さがなつかしい。

1999

ノッティンヒルの恋人(米)ロジャー・ミッチェル
有名女優と本屋の店員のロマンス。といってもヒュー・グラントが出てくるだけで笑える。彼のルームメイトは奇人変人。おかしくて温かいストーリー。
点子ちゃんとアントン(独)カロリーヌ・リンク
点子ちゃんを演じた子がパワフル。自立していて正義感が強く、友だちのためにどんどん行動し自分の母親だって批判する。子どもの視点で描くケストナーの世界をうまく映画化。
山の郵便配達(中国)フォ・ジェンチイ
ポーラ・X(仏)レオス・カラックス
脳裏から長らく消えていたスコット・ウォーカーが音楽担当で驚いた。メルヴィルの「ピエール」の映画化。打ちのめされたというか衝撃的な映画だった。映像にも力がある。
暗い日曜日(独・ハンガリー)ロルフ・シューベル
ブタペストの美しい風景がこのもの哀しい映画の流れにぴったり。キャスティングも良くナチの金髪男が出てきたところから緊張感が・・・。
アメリカン・ビューティ(米)サム・メンデス

1998

アメリカン・ヒストリーX(米)トニー・ケイ
アメリカの病巣をえぐった秀作。ラストがショック。
レッド・ヴァイオリン(伊・カナダ)フランソワ・ジラール
17世紀イタリアで生み出されたヴァイオリンが世界を巡って現代のオークション会場へ。謎に満ちたレッド・ヴァイオリンをめぐる数々のドラマ。とりわけ孤児院に現われた天才奏者、幼い子どもが印象的だった。凝りに凝ったシナリオに舌を巻く。

1997

マルタイの女(日本)伊丹十三
2008年にこの映画を見てみると、伊丹十三の熱さ、果敢な闘いぶりに驚く。手抜きのないサスペンス・コメディ。西村雅彦が実に良い味を出し笑える。
ブエノス・アイレス(香港)ウォン・カーウァイ
アルゼンチンに渡ってホモ役と知りトニー・レオンは焦ったとか。傷つけあう二人の人間に生きることの哀しみが漂う。しかしラストの選曲が効いて急に元気が出るところはさすが。
フル・モンティ(英)ピーター・カッタネオ  
イギリス映画には珍しく楽しく元気が出る映画。カーライルの演技がとても光っている。
ガタカ(米)アンドリュー・コルビ
DNA優先の未来社会。夢に向かっていく青年イーサン・ホークが感動的。
パーフェクト・サークル(仏・ボスニア)アデミル・ケノヴィッチ
まるでドキュメンタリーのように子どもたちの演技が自然。それゆえに戦争の悲惨さが伝わってくる。
運動靴と赤い金魚(イラン)マジッド・マジディ
靴1足をめぐってこんなに感動的な映画が出来てしまうとは。イランの貧富の差にも唖然。

1996

日陰の二人(英)マイケル・ウィンターボトム
トマス・ハーディの原作。ひたすら暗い。しかしジュードの純粋な生き方に心惹かれる。従妹でもあり妻にもなった女性をウィンスレットが好演。「シャロウ・グレイブ」では死体を刻んだC・エクルストンが全く違う役どころジュードに。心に残る作品。
八日目(ベルギー・仏)ジャコ・ヴァン・ドルマル
モーレツ営業マンがダウン症の青年との出会いから人生観が変わっていく。きれい事で終わらずリアリティがあり、かつ感動的な作品。
奇跡の海(デンマーク)ラース・フォントリアー
事故で全身麻痺になった夫を愛するがゆえにとった妻の行動。愛するということは・・。凄まじい展開。撮影後、エミリー・ワトソンは精神的におかしくなってしまったとか。
こねこ(ロシア)イワン・ポポフ
可愛い姉弟のいる音楽家の家の子猫がいなくなり・・・。安っぽい動物映画に終わらずロシアならではの美意識と優雅さが漂う。孤独な雑役夫(実は本物の猫調教師らしい)の何とも哀しい表情が素晴らしく猫の扱いはさすがにプロ。

1995

リービング・ラスベガス(米)マイク・フィギス
才能の無い脚本家が死に至るまで飲み続ける凄まじさ。深い絶望感が伝わってくる。嫌いだったニコラス・ケイジがこの映画1本で好きになってしまった。
イル・ポスティーノ(伊)マイケル・ラドフォード
海辺のレストラン(仏)トニー・ガトリフ
出てくる人々皆どこかぬけていて心暖まる作品。それでいて哀感も漂い仏映画らしい。合田佐和子さんからビデオお借りしすっかりこの映画のファンに。

1994

楽園の瑕(香港)ウオン・カーウァイ
いったい何度この映画を見たことだろう。全く飽きることなく見るたびに新たな発見が。
レオン(米)リュック・べッソン

1993

さらばわが愛(香港)チェン・カイコー
スウィング・キッズ (米)トーマス・カータ
ナチ勢力に反対する若者たち。ダンス・シーンが眼に焼きつき忘れられない。

1992

赤い航路(仏、英)ポランスキー
破滅的なこの作品なんでこうも好きなのか自分でもよくわからない。ポランスキーの奥さんが熱演。美人になったりブスになったりのド迫力。
セント・オブ・ウーマン(米)マーチン・ブレスト

1991

ポンヌフの恋人(仏)カラックス
めぐり逢う朝(仏)アラン・コルノー
トト・ザ・ヒーロー(ベルギー・仏・独)ジャン・ヴァン・デン・エンデ
子ども時代の回想シーンがとても良く、姉アリスの行動に衝撃が走る。主人公は老人。ラストに向け実に意外な展開となり不思議な作品。監督の愛を感じる。

1990

シェルタリング・スカイ(英)ベルトリッチ
坂本龍一の音楽も素晴らしく現代人の孤独感がいっそう深まっていく。

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1989

非情城市(台湾)ホウ・シャオシェン
この映画で文清役のトニー・レオンのファンに。アジア映画の良さに惹かれだしたのもこの映画から。
サンタ・サングレ(伊)ホドロフスキー
この映画あまりに映像が衝撃的で人によっては悪夢を見そう。しかし妖しい美しさにあふれている。

1988

グラン・ブルー(仏)リュック・ベッソン

1987

ラスト・エンペラー(英・中国)ベルトリッチ
バベットの晩餐会(デンマーク)ガブリエル・マルセル

1986

テレーズ(仏)アラン・カバリエ

1984

パリ・テキサス(仏・独)ヴィム・ヴェンダース
マリアの恋人(米)アンドレイ・コンチャロスキー
キリング・フィールド(米)ローランド・ジョフィ

1975

カッコーの巣の上で(米)ミロス・ファーマン

1974

家族の肖像(伊、仏)ルキノ・ヴィスコンティ

1972

ラストタンゴ・イン・パリ(伊・仏)ベルトリッチ
アメリカにいた頃見て大変なショックを受けた。今だ古びない。ベルトリッチこの作品がピークか。(武満氏にお会いした時好きな映画だとおっしゃっていたのを思い出す)
ルートヴィヒ神々の黄昏(伊・西独・仏)ルキノ・ヴィスコンティ
ヘルムート・バーガーのような悪魔的、貴族的な美しい役者はもはやいない。残念。

1971

ざくろの色(ソ連)パラジャーノフ
不思議な映像と色彩の美しさ。パラジャーノフの美意識たるや凄い!

1970

ひまわり(伊)ビットリオ・デシーカ

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1966

欲望(英)ミケランジェロ・アントニオーニ
高校生の頃、この映画のポスターをはがしてきて自分の部屋に張ってしまった。タイトルが誤解を招く。母はいやらしい映画と勘違い

1965

気狂いピエロ(仏)ゴダール

1963

鬼火(仏)ルイ・マル

1961

蜜の味(英)トニー・リチャードソン
イギリスのリアリズム。少女と繊細なゲイの青年との共同生活がいい。

1960

かくも長き不在(仏)アンリ・コルビ
処女の泉(スウェーデン)ベルイマン
太陽がいっぱい(仏)ルネ・クレマン

1959

勝手にしやがれ(仏)ゴダール

1958

灰とダイヤモンド(ポーランド)アンジェイ・ワイダ

1954

道(伊)フェリーニ
多くの映画を見た中で1本選べと言われたら、「道」かもしれない。

1949

恐るべき子供たち(仏)ジャン・ピエール・メルヴィル
コクトー自身がナレーション担当。ビデオなど無い時代、友人は映画館にテープレコーダー持ち込んで録音。エリザベートが魅力的。

1945

天井桟敷の人々(仏)マルセル・カルネ
生まれる前の作品ながらバティストにすっかり心惹かれはまった時期がある。この作品の訳を同じ主体美術だった故・末松正樹が関わり天井桟敷なる言葉を生み出したと聞く。

1925

戦艦ポチョムキン(ソ連)エイゼンシュタイン



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